identity conference #4

ほぼ四半期に一度ペース。今回は参加しました。スーツ姿で。とりあえずサマリ。

OpenID Mobile (by ZIGOROu)

モバイルでOpenID対応するとき、GET URL長の制限があってこまる。なんとかしてパラメータ減らしてバイト数減らせないか、という試行錯誤の報告(プロトコルの再考も含め)。結局SAMLでいうArtifact形式に行き着いていた?のかな。

議論の中で、POSTでまわせるのでは、という話もあったが、JSのない状態で画面の遷移の数が多いと、きっと携帯ユーザはついてこないだろう、という意見が出た。これはもっとも。

NTTの伊藤さんが、もうそこはiアプリでやりとりさせて、あとでwebにtokenだけわたすとかどうよ?と話していて、実際にそういう実装をやったことがあるらしい(ただしSAMLベース)。武蔵野に行くと見せてくれるでしょう。

同様に、携帯ブラウザじゃなくってキャリア自体がOpenIDゲートウェイ的なものを設置できれば、という意見も出たが、それがOpenID(の思想)的にありかどうか、という質問に対しては、「それもありだと思う」(=natさん)

Liberty Alliance ID-WSF 2.0 People Service (hiroki itoh)

People Serviceのおはなし。Liberty ID-WSFなので、もちろんSAML前提。
まず重要なこととして、SAMLでは「実アカウントがサーバ間で共有されない」というところに(OpenIDから見れば)異様なほど気を使っている*1。もちろんPeople Serviceにおいても、それぞれのサービスが異なるサービスの実際のアカウントを直接的に扱うことはない。

基本的にメッセージのやり取りのフローが中心だったので、ほんとは図があった方がいいけど、役割を分けて3者に分けて説明。(写真サービス/ソーシャルネットワーク/認証サービス)。実際的にはソーシャルネットワークと認証サービスは同一事業者になることが多いだろう。

IDグループ化の方法論として、マイミク認証的な形で認証側が受け持つパターンと、グラフ情報から自分で操作するようなパターンがある、という指摘。People Serviceとかは後者。

IIWなど (=nat)

さきにブログにも書いた通り、Dick Hardt が Microsoftに入ったね、ということを初めて聞いた。感度低くてすいません。

OpenID TX は2つに分解 => Contract Exchange, 一部Attribute Exchangeに

OpenID Login + Payment (synchronous, asynchronous)

Post profile / Artifact Profile ()


とりあえずWikiにあるので見てね。

OPが2つ(Level 2)出てくることに対して、結局本質的なOpenIDプロバイダはXRDSプロバイダじゃないか、みたいな一言が印象に残った。

総括

飲み会での話ですが、以前に比べて(自分が参加したのは半年くらい前だけど)OpenSocialとかOAuth, Facebook Connectとかも絡めて注目してる人が参加してきているのが印象に残った。まだ早いけど、来年もよろしくお願いいたします。

*1:ただし望むのであれば実アカウントを共有した状態で運用することもできる。ちなみにSalesforceSAMLでは実アカウント共有のみらしい?すいません